猫の話をします
先の記事で今般の転居について無駄にダウナーな文章を書き連ねたが、それとは分けて、猫を連れての長距離引越しの体験談をまとめておきたい。次いつまた引っ越すことになるかわからないし、それまでに絶対忘れる自信がある。これを書き残しておくことで未来の自分から感謝されること請け合いである。ありがとう自分。いいってことよ自分。
やったこと
事前準備
- 輸送手段の検討
- 空路: メリット―移動時間が短くて済む/デメリット―輸送中は貨物室になるので猫の様子を確認できない
- 陸路: メリット―様子を見ていられる/デメリット―時間がかかる(新幹線+特急+αで約6時間)
- 目を離した間に万一のことがあったら悔やみきれないので陸路を選択
- 猫を動物病院に連れていき、体調のチェック(→問題なし。ついでに今年分のワクチンも接種しておく)
- 輸送手段の相談。陸路でも大丈夫だろうとのこと
- 引越業者への連絡
- 見積もりの際に猫がいることを伝える
- 新居の準備
- 居心地の良いキャリーの準備
- 本猫にキャリー=動物病院の記憶のせいか印象がよくなさそうなので、ハウスにもなるキャリーを新しく購入
- リビングに置きっぱなしにして寛ぎスペースと認識していただく(→成功)
アイリスオーヤマ 3WAYペットキャリー ベージュ PTC-440BO
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- 新幹線・特急の指定席券購入
- 手回り品きっぷは事前に買えないので当日乗るときに(後述)
- 猫関連品はぎりぎりまで荷造りしない
搬出当日
- ごはん場とトイレの撤去
- 食事とトイレが済んでいるのを確認して撤去・荷造り
- 引っ越しが午後からだったのでこの点では助かった
- トイレの砂をスコップひとさじ分ぐらい分けて手荷物に入れておく
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- 猫の隔離
- お風呂場の荷物をすべて運び出した後に上記のキャリーとお気に入りのおもちゃを置き、猫を隔離
- 扉に「中に猫がいます 絶対に開けないでください」と張り紙し、口頭でも伝える
- 鉄道での移動
- 事前に鉄道会社の規約を確認しておくこと。場合によってはタクシーも検討
- JRは「手回り品」として手続きすれば持ち込みできる
- 手回り品きっぷは事前に購入できない。乗車当日に駅員さんに申し出て280円払うと、細いワイヤの付いた手回り品きっぷをくれるので、キャリーの目立つところにくくりつける
反省点・次回への検討事項
引越当日のごはん
通常7時/19時の朝夕2回与えていて、引越当日もそのようにした。しかし引越日は思ったより余裕が無く、出発直前にドライフードをあげようと思っていたのがドタバタの中ですっかり忘れてしまい、朝1食こっきりになってしまった。うちの猫は正確な腹時計を内蔵してるマンなので、19時になるや新幹線の中で鳴き出してしまった。かわいそうなことをした。移動中でちょっとだけあげられるような、小分けになったおやつを持っていればよかったかもしれない。外でキャリーを開けるのは勇気がいるが。
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ペットホテルの利用
ペットホテルに預けられた経験がなく、かつ、家の者に対してフレンドリーだがよそ者に対してアンフレンドリーな性格である猫を考慮して、できるだけ環境の変化を小さくしつつ一緒に移動する方法をとったわけだが、おそらく1〜2泊してもらえれば人間サイドとしてはすげー楽だったと思う。うちの猫は旅行中の留守番などお手の物のデキる男(メン)なのだが、いちどお試しでペットホテルに預けてみてもいいかもしれない。
事前にシャンプーしておくとよさそう
よく言われるように猫は比較的体臭が少なく、普段家にいる分にはまったく気にならない*4。しかし鉄道車両という閉鎖空間でひざの上にキャリーを置いていると、なまあたたかい空気とともに猫の体臭がムオッ…と上がってきて鼻腔を直撃する*5。かなり厳しかった。もともと乗り物酔いをするタイプだがこれで完全にとどめを刺された形である。
引越準備中にそんな余裕あるかよ!とは思うが、可能なら1週間前にでもシャンプーしておくと軽減される気がする。拭き取りタオルだけでもだいぶマシになりそう。
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元気です
転居後しばらくはビクビクしていたが1週間もするころには落ち着きを取り戻して、今やすっかり「おれんち」という認識になってそう。めしももりもり食べるしいたって健康である。引越しに耐えてくれてありがとうな。またあったらごめんな。そのときはまた頑張ってくれ。
猫氏近影(筆者愛用のニセサーフィス*6と共に)
路地と階段が毛細血管みてぇになってる街に引っ越して2か月が過ぎました
(※毛細血管みてぇな場所の一例)
厳密には1か月と3週間が経った。絶賛無職中。この間、役所行ったりガス工事の立会いをしたり電気工事の立会いをしたり銀行の口座を作ったりと言った平日タスクをこなし、前職から内職のおすそ分けを戴いたり*1、あとは無職らしく平日の昼間に街をぶらついたりしていた。平日日中に外出すると自分の無職ぶりを痛感できる。お外出たくないでござるという気分の日はケーブルテレビで「メーデー!」や「衝撃の瞬間」の再放送を観る*2、そんなことをしているとあっという間に2か月弱が過ぎていった。時の流れびっくりするほど早い。
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そもそもなんで引っ越したかというと、夫が転勤の辞令を受けたからである。6/1付の異動の内示が出たのが4/25。うーん人権。引っ越し自体は赴任日より1週遅らせたものの、それでも1か月と10日ほど、目の回るような日々であった。その間に私は職を失ったんである。やったね。転居直前まで派遣社員として働いていて、あわよくば転居先の街でもなんか仕事紹介してくんねえかなーぐらいに軽く考えてたけどダメでしたね*3。
これまでに住んできた街について、職業選択という面ではかなり恵まれていたのだと思う。首都圏の生まれで、夫と結婚して引っ越したもののそこも十分に大都市圏で、割と狭い職種・業種を選んで歩いてこられた。考えてみれば新卒で選んだ職業はつぶしがきかないもので、それで問題がなかったのはたまたま大都市圏に住んでいて、かつ運がよかっただけだろう。で、今回の転勤でいわゆる地方都市に住むことになり、まあ想像はしていたが案の定これまでの職歴に近い求人はほぼ無く、齢三十を超えて*4ぼんやり生きてきたツケに直面している。
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急な日程だったこともあり、今回の引っ越しではかなり精神的にまいった。夫に全国転勤の可能性のあることは重々承知していたつもりであったが、いざ我が身に降りかかってくるとなかなかヘビーであった。承知と覚悟は違うというか、「えっマジ?マジでこんな急なん??」てなった。腹、ぜんぜんくくれない。正直に言えば引っ越しの準備中に、夫にネガティブな感情を洗いざらいぶつけたろうかと思う瞬間もあったが、別に転勤じたいは夫のせいではなく、「そんな職場を選んだお前が悪い」という論法を使おうものなら「そんな職場に勤める人間を夫にしたお前が悪い」とブーメランが瞬時に返ってくるし、何よりそんな悪感情をぶつけたところで状況が改善するわけではなく、やることが山ほどある時期に関係を悪くするメリットが何ひとつない。と頭ではわかっていてもしんどいものはしんどいので、具体的な言葉は避けて単純に「つらい」とだけ吐き出していた。その時は夫に対する配慮のつもりだったが、まあそんなにつれーつれー言ってれば責めてるのも同然ですよね。で、こうなった。
まあそうなるよね*5。
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たしかこの前後につらさがピークに達し、一人で号泣してしまったことがあった。号泣のスイッチが入ったきっかけは「レトルトの中華丼がちゃんと温まっていなかった」ことである。そこだけ抜き出すと「なんじゃそれ」だが、因数分解すると(その前後は冷蔵庫・食糧庫の掃除を兼ねた適当なめしが続いていた)×(一方で夫は連日送別会にお呼ばれしていた)×(私は一足先に退職していたので、日中は一人で引っ越し準備をしていた)={(夫は外食で旨いもん食べてるんだろうな羨ましい)×(こっちは引っ越し準備してんのに飲み会妬ましい)}+(レトルトすらまともに温められない自分)=嫉妬+情けなさ+ぬるい中華丼のまずさ=つらい=号泣 となる。いやこれ書き下してもよくわかんねえな。とにかく、当時の私には「レトルト食材をちゃんと温められなかった」ということがクリティカルな一撃となって、オイオイ泣いてしまったのだ。ただそれで多少はストレスが晴れたので結果オーライといえるかもしれない。どうだろう。
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しかしこれだけ右も左もわからない街に(しかも自らの意思とは関係なく)暮らすのは初めてのことだ*6。旅行でも足を踏み入れたことがなかったのでとにかく新鮮である。路地に迷い込むとそこらに猫が落ちているし、階段は急だ。スーパーで適当に買った刺身は明らかに旨く、練り物コーナーが異様に充実している。路面電車は安くて便利だし何よりかわいい。
ひとつ前の街には都合6年住んだわけだが、最後のほうは実家周辺の景色よりも新幹線の車窓に「ああ帰ってきたな」と思うまでになった。今はまだ何もかもが目新しいが、いずれは自分の街と思えるようになるだろう。たぶん。よう知らんけど。とにかく慣れない暮らしというのが疲労感あるので早く楽になりたいものです。あと脱無職したい。
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面白くなりそうにないなと思いながら書き始めて、案の定面白くならなかったのでここで終わり。
私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう
ブルボンは好きか。私は大好きです。愛される要素だけで構成された存在、それがブルボンのお菓子。手堅く美味しい、お手頃価格、それでいて量もしっかり入っている。ご家庭向きと思いきやアルフォートミニのようなオフィス需要も抜かりなくカバー*1。定番品が圧倒的強さを誇り、それだけに季節限定品にも手が伸びる。ブルボンは最高。ブルボンは楽園。ブルボン治世よ永遠なれ。
そんな愛されブルボンの素晴らしい商品をローソンで見かけて鼻息あらく購入したのですが、
スッゴイ!夢みたい!こんなものがあったなんて!と浮かれてインターネッツを検索すると、2年ぐらい前にとっくに話題になっていた商品であった。ブルボンのアベンジャーズとか言われてた。耳おどろくほど遅い。
で、そういえばちょっと前に*2セブンのPBのブルボン菓子詰め合わせも話題になってなかったっけ?もしやコンビニ各社にブルボンアソートがあるのでは…!?と色めき立ち、だが今度は決してネット検索はせずに*3コンビニを巡った。その成果が次段である。
セブンプレミアム「洋菓子ミックス」
価格 | 320(税込345)円 |
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内容 | ミニチョコケーキ(2)、ソフトチョコチップクッキー(5)、クリームサンドビスケット(3)、チーズクリームサンドクラッカー(3)、ミニルマンド(6) |
短評 | 他ではなかなかお目にかかれないブルボン製品が目白押しである。◯ッテのチョ◯パイ風、カントリー◯アム風、オレ◯風、リッ◯チーズサンド風と、見事にどっかで見たことある。そしてどれも外れなくうまい。◯ントリーマアム風のやつとかかなりの再現度で、実績あるメーカーってすげえんだなー*4と実感できる。 |
ファミリーマートコレクション「6種のビスケットアソート」
価格 | 284(税込306)円 |
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内容 | チョコチップクッキー(3)、チョコ&コーヒービスケット(6)、ミニチョコリエール(3)、ミニルマンド(8)、ミニバームロール(3) |
短評 | かわいい。なぜ人は*5縮小されたものに惹かれるのか!実用面(実用面?)でも「甘いもの欲しいけどちょっとでいいんだよナー」というお年頃に差し掛かっているのでちょうどいい。ブルボンのあのなんともいえないパッケージが再現されてるのも嬉しいところ。 |
このほかローソン・ミニストップ・デイリーヤマザキと回ったが発見できず。ローソンでは冒頭の「ブルボンオリジナルアソート」の取り扱いがあった。
ブルボン「ブルボンオリジナルアソート」
価格 | 284(税込306)円 |
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内容 | ルーベラ(1)、エリーゼ(2)[チョコ・ホワイト各1]、バームロール(3)、ホワイトロリータ(3)、チョコリエール(3)、ルマンド(3) |
短評 | さすがの貫禄。ルーベラとエリーゼにセレブを感じる。他社用ではルマンドが割と露骨にカサ増し要員になっているようだが、ここでは平等な扱いを受けていてひと安心。レギュラーサイズって食いであるな! |
(参考)レギュラーサイズとミニサイズの比較
以上の結果をみると、目新しさではセブン、バランスのファミマ、王道のブルボンと言ったたころだろうか。個人的にはチョコ&コーヒービスケットとチョコリエールが網羅されている*6ことからファミマを推したいが、一人ひとりの心の中にフェイバリット・ブルボン菓子があるはず。どれも魅力的な布陣ですしどれ選んでも大丈夫だと思うよ。なんならアソートじゃなくてアルフォートとかの単品買ってもいいと思うよ。ブルボンは赦し。
今回の調査の結果得られた宝石のやうな光景。しかしCoccoさんも歌っているように、宝島が見える頃何も失わずにはおれないのであり、端的に言うと太った。
あの娘にばれずに彼にもばれずにe-Taxしようよ
毎年恒例のやつ。
shigarami.hatenablog.jp
shigarami.hatenablog.jp
shigarami.hatenablog.jp
何度も同じ轍は踏まない!とにかくまっさらな気持ちで実際すべてアンインストールして、1からセットアップするのがコツ!と取り組みましたが、それでもうまくいかないのが俺らのe-Tax。今年は最後のデータ送信のところで詰んだ。ヘルプページにあることもすべて試したし、ICカードリーダー自体はちゃんと動いている。電子証明書も有効。なのに送信だけができない。推奨環境をととのえるためにこわごわパーティションまで切ったのに*1ダメー。はいダメー。残念だったヨォーがんばったのにネェー*2。
こんなときに頼りになるのはインターネット。表示されたエラーコードでググると、どうもFirefoxからやれば通るということらしい。
試してみたら一発クリア。ヤッター。ありがとうインターネット。インターネット推せる。インターネットに100万回いいねしたいし首が痛くなるほど頷いてる。
どうも上のブログのかたの最新情報だとJavaのセキュリティ設定を変えるという手*3もあったようだが、送信できたので万事オッケー。推奨環境にそろえようと手を尽くしたら非推奨ブラウザで成功する理不尽さこそ人生ですよね。どんな前置きにも「〜こそ人生ですよね。」って書くと話がまとまったように見えて*4便利ですね。おしまい。
気にしないふり女の子
これから書くのは敗北の話である。
さて、バレンタインデーですね。私は今日バレンタインが原因でめっちゃ腹が痛くなったのだ。理由は簡単、昨秋転職した職場で、自分以外の女性社員がみなチョコレートを持ってきていたからである。
このことに気が付いた瞬間、割とマジで手が汗でじっとりした。10名程度のこぢんまりした職場で、ボス(男性)のデスクにチョコレートの包みが複数個置いてあるのだ。外出から戻ったボスがひとつひとつを手に取りながら、これは誰々さん?ありがとねー!なんて言っていくのだ。そして女性社員もそこに寄っていって、へー誰々さんのかわいいですねー、なんて言うのだ。その空気。空気たるや。いたたまれなさたるや。今これ書いててまた手がじっとりしてきた。
ここでいくつか言い訳をしたい。まず、私もはてな村民の端くれ、虚礼廃止は諸手をプチャヘンザして受け入れるタイプである。次に、過去の職場ではどこもチョコ贈呈文化がなかった。しかも前職なんてね、女性しかいない職場でね、まあ日常的にお茶菓子を持ってきたりはあったけどね、バレンタインなんてね、もうほら、忘却の彼方っていうか。思い返してみると、プライベートでもここ10年ぐらいバレンタイン的なことをしていない。それぐらい縁遠い。
そうすると私の中のリトルはてな村民がやってきて指摘をしていくのである。転職先の企業文化を確かめるのなんて当然のことだと思ってたわ。クソみたいな文化だとは思うけど、まあ、社会人だしねえ。下手こいたね。事前にいくらでも聞く機会があったのに確認しなかったなら自業自得じゃん。そもそも今日一日過ごしていて、ボスの机の上に載せられたチョコに気づかなかったのはなんで?普通気がつきますよね?気づいていたら休み時間にでも買いに行けばよかったのでは?うるせえ非表示にすんぞ。というかこれはてな村民じゃないな、どっちかというと小町だ。
言い訳とセルフ論破はどうあれ、私がまさにこのバレンタインデー当日にチョコレートを持参しなかった人間であることは間違いない。そして悲しいことに、その事実に気が付いた時にはすでに18時を回っていた。
フィジカルな腹痛と戦っていたら職場でバレンタインイベント(女性社員からのチョコ配布)が開催され、事前情報を入れておらず一切何も用意してなかったわたくしにメンタルな腹痛がやってきた
by tamilele 2018/02/14 18:24:57 from TOUCH
http://h.hatena.ne.jp/tamilele/83459064177923024
わたくし以外の全女性社員が上長のデスクをチョコを置いていたこの事実、うーんお腹痛い
by tamilele 2018/02/14 18:26:24 from TOUCH
http://h.hatena.ne.jp/tamilele/227134447624781717
*1
ちなみに上で書いているように、私は本日ずっとお腹が痛かった。しかしそれとチョコを持参しなかったこととはまったく関係のない話である。
メンタル腹痛に苦しみながら、私は財布をつかんで職場を飛び出した*2。あまりのいたたまれなさに、今からでもチョコを買えば間に合うかもしれない、というわけのわからない衝動に支配されていたが、今思うと本当にわけがわからない。何に間に合うんだよ。
職場近くのコンビニに飛び込むと、レジ前にバレンタインチョコの特設コーナーがあった。そこに並んでいたのは半額シールの貼られたチョコで、それを見た瞬間に憑き物が落ちたようになり、そして、何にかはわからないが負けたな、と思った。半額シールに「もういいんだよ、その気持ちだけで充分だよ」と慰められたような気がした。たぶん気のせいだった。
あたたかいほうじ茶だけ買って職場に戻るとすでにバレンタインイベントは終了しており、みな粛々と仕事をしていた。私もそしらぬ顔で席に戻った。しかしなんともいえない敗北感は残業中も帰宅中もくすぶり続け、今こんな泣き言を延々と書いているというわけである。
けっきょくのところ、この事態は「事前のリサーチの甘さ」「当日イベント発生に気がつかない注意力のなさ」そして何より「あげないならあげないで別に堂々としていればいいのにそれすらできない*3クソメンタル」と、何もかも自分のアレさが呼び込んだわけで、完封負けである。ラブカスを捕まえてる場合じゃなかった。つらい。次に繋がる負けにすべく、この先は「桜の時期に花見してみんなでデリとか持ち寄ったりしないか」「夏にBBQとかやらないか」あたりをしっかり見極めて、慎重にオフィスライフを送っていきたい。つらい。
今日までそして明日から
まただわ。またやらかしたわ。
毎年思うんです、でも毎年やらかすの。年賀状。いつもぎりぎりで用意するからコンビニで年賀はがき買って、手書きの時は書き損じ、印刷の時でも何かしらミスプリして、忸怩たる思いを抱えながら集配局に差し出しに行って気がつくお年玉つき年賀切手の存在。
あーーーー。って。
これ使えばやっすいはがき用紙で何枚ミスっても大丈夫だったじゃーーーん。って。毎年毎年。
来年こそは年賀切手を買う。忘れない。でもたぶんほぼ間違いなく忘れる。なのでこうしてブログに書き残しておこう。そしたらはてな社さんから「1年前のブログを振り返りませんか?」ってメールが来るから。きょう2017年12月31日に去年の振り返りメール来てるけどな。それが大晦日に来たら意味ないけどな。
それでは義実家の食事の席に戻ります。アスタマニャーナアディオス、よいお年を。
今週のお題「2018年の抱負」
恋の終わりはいつもいつも立ち去る者だけが美しい
もうすぐ退職する。円満退職だと思う。たぶん。こっちサイドはそう思っている。社会人になって二度目の退職であるが、しかしまあ、なんで辞める直前になると職場ってもんはいいところに見えるんだろうな。そしてそんないいところを踏みつけにして去っていく自分が極悪人に思える。たぶん、自分が「辞めたるぞ」と宣言することで、居ながらにして職場が過去のものになるからなんだろうけど。生きてるのに没後というか。生前葬というか。故人の悪口は言えないというか。自分にとっては職場が故人であり、一方で職場の同僚諸氏からすると自分が故人みたいなもんだなとか考えて、家族を遺していく故人みたいな気分でおセンチになるとか完全にハタ迷惑だしキッモォ…。冷静に考えると自分が「辞めたるぞ」と思った理由(複数)は何ひとつ解決されないまま残ってるし、自分がいなくなっても職場は回るだろうし、そんなに美化して罪悪感を感じることもないんだよな、とは思うがしかし。まあ呪詛を吐きながら引き継ぎの準備するのはつらそうだから、ある種の防衛機構かもしれない。というわけでよき職場のよき同僚各位に少しでも迷惑を掛けないよう、せっせと引き継ぎ準備をしているのであるよ。ごめんね各位。